yuki_life_yukiのブログ

自分の人生を振り返り、未来に向けて考えるブログ

突然の出来事

私の人生がガラって変わる、大きな出来事がありました。それは、あまりにも突然の出来事でした。

 
その出来事とは…、母の死です。
 
 
私の母は幼い頃にあることがきっかけで、脳の病気になってしまいました。
 
見た目は普通の健常者ですが、発作を起こして意識をなくすことがありました。
 
その発作は軽いものから重いものまであり、発作を起こしている母をどうしたらいいか分からなかったです。
 
いつ発作を起こしてしまうのか分からないので、幼かった私にとって恐怖心でいっぱいでした。
 
母が亡くなった日の出来事は、今でも鮮明に覚えています。
 
 
私が小6のある日曜日。母はその日出掛けてて、夕方に帰宅しました。
 
夕飯は姉と一緒に、ミートソーススパゲティーとサラダを作りました。
 
私は食事後入浴し、その日は珍しく自室で勉強をしていました。
 
母が自室に入ってきて、あめ玉をもらいました。部屋を出るとき、「勉強頑張ってね」と声をかけてくれました。
 
その何気ない母の言葉が、最後になってしまうとは思っていませんでした。
 
その後、母は入浴しに浴室に行ったものの、なかなか出てこなかったため、姉と一緒に覗きに行きました。
 
浴室で倒れている母を見つけ、父が心臓マッサージをするも意識が戻りませんでした。
 
私は何が起こっているのか理解できず、ただ立ち尽くし泣くことしか出来ませんでした。
 
救急車で病院に搬送され、色々な処置をするも状態は変わらず…。そのまま母は、還らぬ人となってしまいました。
 
その現状を理解することも出来ず、ただ泣くことしか出来ませんでした。「嘘であって欲しい」「これは夢なんだ」、何度も何度も思いました。
 
けどそれも現実だと分かり始めたら、急に胸が締め付けられ苦しくなりました。
 
もう母に会うことも出来ない…。
 
母と話すことも出来ない…。
 
母の温もりも感じることも出来ない…。
 
現実を変えることの出来ないもどかしさや、もっともっと母と色々なことがやりたかった後悔さが残ってしまいました。
 
これから私は亡き母に、一体何が出来るのだろう…。
 
唯一、母と約束したこと…。
 
それは、「看護師になること」。
 
母との約束を果たすため、母親孝行をするため、病気で苦しんでいる患者さんの命を助けたいため…。
 
そういう思いが強くなり、看護師になろうと決意しました。