専門学校 看護の道 ③
こうして高校を卒業し、私は看護専門学校に進学しました。
自宅から通学しようと思っていましたが、進学校が働きながら行ける学校だと分かりました。
学校近くの病院に准看護師として就職し、自宅を出て一人暮らしをすることになりました。
病院で働くのは何もかもが初めてで、慣れるまでが大変でした。准看護師だけど学生だし…、っていうのは通用しないことが分かりました。
白衣を着てると立場とか関係なしに、1人の医療従事者として患者さんから見られてしまいます。
あいまいな知識や技術があっても、本当に素人感覚な私。患者さんの髪の毛を洗ったり、体を拭いたり…。それぐらいの事しか出来ませんでした。
学校が始まり…。学校と仕事の両立が私の体に負担となってしまい、授業中に寝たり、体調を崩したりするようになりました。
これではいけないと思い仕事を辞め、学校1本で頑張っていこうと決めました。けれど病院で働けたことは、本当にいい経験だったと思いました。
その後は学校の友達と遊んだり、車の免許を取得したり、自分の負担にならない時間の融通がきくアルバイトをしたりしました。