忘れられない人 その１

今までたくさんの男性と出会い、恋愛をしてきました。

その恋愛の中でも、私の心の中に忘れられない人が2人います。

 

誰にでも、忘れられない人がいると思います。

 

その人たちと、今後どうこうなりたいとは一切思っていません。

 

 

1人目の人は…。

 

 

彼と初めて出逢ったのは、小5か小6の塾でした。

 

その頃好きな人もいたし他校だったので、別に気にも止めていませんでした。

 

彼の印象は真面目でテストでいい点取っていたし、順位も1番ばかりだったので「頭がいいなぁ」くらいでした。

 

その後、中1で同じクラスになりました。

 

頭はいいのはもちろん、スポーツもうまく人気者でした。

 

ピアノも習っていたみたいで、部活は吹奏楽に入っていました。

 

そんな彼を初めは「何でも出来て凄いなぁ」くらいで、見ていました。

 

いつしか彼のことを気になり始め、彼の姿を目で追っていました。

 

そして彼のことを、好きになっていました。

 

学校・塾が一緒なので、毎日ドキドキが止まりませんでした。

 

彼と話した日には、とても嬉しくて一人で舞い上がっていました。

 

そして2年になり、クラスが別々に…。

 

クラスが離れても、彼のこと好きだという気持ちは変わらず。

 

彼の姿を見るだけに、クラスに行ったりしていました。

 

そして遂に、好きだという気持ちを押さえきれず彼を呼び出して告白しました。

 

初めての告白は、とても緊張しました。

 

 

私は「◯◯くんのことが、好きです。付き合ってください」と…。

 

彼は「××さんの前に告白した子がいて、その子にいいよって言ったんだ」と…。

 

結果、振られてしまいました。ものすごくショックでした。

 

その後は彼と会う度にぎこちなかったけど、だんだんと今までと同じように接してくれました。

 

3年になっても、一緒のクラスにはなれず…。彼のこと好きな気持ちは、変わりませんでした。

 

彼に会えば挨拶する程度で終わり、その後の進展はありませんでした。

 

そして月日が流れ、中学を卒業し高校へ…。

 

彼は頭がよかったので、市内で一番の高校に入学しました。

 

私が入学した高校とも近く、会おうと思えば会える距離でした。

 

が…、彼に全く会えませんでした。

 

高1の時、彼への気持ちを断ち切るため、もう一度彼に告白しました。

 

会うことも出来なかったため、自宅に電話しての告白…。

 

結果は「ごめん」とのことでした。

 

すぐにとはいかなかったけど、これで彼のこと諦めることが出来ました。

 

そしてまた月日が流れ…。

 

高3の時、偶然彼に会うことが出来ました。

 

お互いの学校近くのバス停を私が通りかかった所、偶然にも彼がバス停の椅子に座っていたのです。

 

姿を見ただけで彼だとすぐに分かり、数年ぶりだったけど大人びてカッコよくなっていました。

 

声をかけられず、そのまま通り過ぎた私。

 

けど、彼を見たときドキッとしました。それが私にとって、彼を見たのが最後でした。

 

その後、彼は東京の大学に進学したと風の便りで知りました。

 

高校卒業後に、一度だけ彼と電話で話したことがあります。

 

私の友達が彼の行ってた高校に友達がいて、その友達は彼と友達で…。

 

その友達に彼の連絡先を聞いて、一度だけ電話で話しました。

 

他愛もない話をしましたが、その声は優しく元気な感じでした。

 

社会人となった今は、彼がどこにいて何をしているのか分かりません。

 

もし彼にもう一度会えるとしたら、「何度も告白してごめんなさい」と言いたいです。